WebコミュニティやSNS(知恵袋やXのヘアケア相談)をリサーチすると、「コンディショナーを使っているのに髪がパサつく」「夕方になると頭頂部がベタつく」といった悩みが多数投稿されています。大手サロンのトップスタイリストへの取材でも、利用者の約6割が自己流の間違った使い方によって製品本来の性能を殺してしまっているという指摘がありました。
典型的な失敗事例の代表格が「頭皮への直接塗布」です。シャンプーと同じ感覚で頭皮から揉み込んでしまい、毛穴の詰まりや背中ニキビ、かゆみなどの皮膚トラブルを引き起こしているケースが目立ちます。また、「高い成分が入っているからもったいない」と十分なすすぎを行わず、髪に過剰な油分を残した結果、酸化した皮脂のような不快な臭いやうねりを発生させているユーザーも少なくありません。
さらに、「コンディショナーを塗ってから10分湯船に浸かる」という長時間の放置も、実は毛髪科学の観点からは無意味に近い行為です。内部浸透を目的としないコンディショナーは、塗布して馴染ませた時点で役目の大半を終えています。無駄な放置時間はキューティクルを過度にふやかして剥がれやすくするリスクすら伴います。