人気が高まる一方で、現地では深刻なオーバーツーリズムとマナー崩壊が問題視されています。斜里町峰浜の展望エリア周辺は、普段は農業用トラクターやトラックが頻繁に行き交う生活道路であり、広大な畑作地帯を支える産業基盤そのものです。
日没直前になると、満車となった駐車場に入り切らないレンタカーが狭い坂道の両脇に長蛇の路上駐車を作り出します。これにより大型の農耕車両が通行できなくなったり、急な坂道で見通しが利かないカーブにおいて正面衝突寸前になる危険な事例が相次いでいます。さらに悪質なケースとして、「SNS映え」を狙って走行中の車道のど真ん中に三脚を立てて居座る撮影者や、車の前に飛び出す観光客の姿が地元住民によって繰り返し報告されています。
知床警察署や自治体によるパトロールも強化されており、道路交通法違反(駐停車違反や危険行為)に対する取り締まりは厳格化しています。名もなき展望台の木製デッキ上からでも十分に高さを確保した撮影が可能です。私有地である畑への立ち入りや車道中央での滞留は絶対に慎まなければなりません。