個人向けノートPCで最も売れ筋となっているのが、DELLの「Inspiron(インスパイロン)」シリーズと、HPの「Pavilion(パビリオン / OmniBook)」シリーズです。この2大看板の比較こそが、両社の思想の違いを如実に表しています。
Inspironの強みとウィークポイント
DELL Inspironは、同一価格帯におけるCPU性能やメモリ・ストレージ容量の盛り方が非常にアグレッシブです。「とにかく10万円以内で最新世代のCore UltraやRyzen 7、大容量1TB SSDを積みたい」という要求に最も素直に応えてくれます。一方で、樹脂製シャーシを多用する廉価グレードでは、タイピング時のキーボード中央部の沈み込みや、トラックパッドのクリック感にややチープさが残るケースが見受けられます。
Pavilion(OmniBook)の強みとウィークポイント
HPの主力機は、天面やパームレストにアルミニウム素材を採用するなど、所有欲を満たすビルドクオリティに注力しています。スピーカー音質やディスプレイの発色、ファンの静音設計において、Inspironよりもワンランク上の快適性を実現しています。その代わり、同等スペックで並べた場合の純粋な本体価格は、DELLより数千円から1万円ほど高く設定される傾向があります。