大河ドラマ『どうする家康』で主演を務め上げた経験は、松本の演出観にさらなる深みをもたらした。長期間にわたる重厚な人間ドラマの撮影や、最先端のインカメラVFX技術を駆使した映像制作の現場を経験したことで、彼の空間プロデュース論はより映画的かつ立体的なアプローチへと進化を遂げている。
歴史的なスケール感と繊細な感情機微の表現。これをライブ空間に応用することで、従来のアイドルコンサートの枠組みを超えた、圧倒的な没入感を生み出す演出が組み上げられようとしている。表現者としての深みが、そのまま後輩指導の説得力へとつながっている。