この潮流を象徴する旗手として、森香澄の躍進は極めて示唆に富んでいる。アナウンサー出身ならではの知的で軽妙な語り口を保ちながら、カメラの前では計算し尽くされた艶やかさを堂々と提示する。あざとさを隠すのではなく、磨き抜かれた武器として前面に押し出す姿勢は、同世代の女性層からも圧倒的な支持を獲得した。
対して田中美久が描く軌跡は、アイドルから表現者への見事な脱皮だ。あどけなさを残した笑顔と、ふとした瞬間に覗かせる圧倒的な色香。その鮮烈なコントラストは見る者の意表を突く。彼女たちは受動的に撮影される被写体にとどまらない。自身の強みを冷徹に見極め、どの角度からどう自分を魅せるかを熟知したクリエイターとして、現場の主導権を握っている。