二人の出会いは、大塚愛が2009年11月にリリースしたベストアルバム『LOVE is BEST』の制作現場に遡ります。収録曲「aurora」のレコーディングにおいて、大塚愛側からの熱烈なオファーによりSUがフィーチャリング参加したことが交際の直接のきっかけでした。当時、音楽関係者の間では「大塚愛が以前からRIP SLYME、とりわけSUの低音ボイスと卓越したラップスキルに惹かれていた」と語られており、楽曲制作を通じて急速に距離を縮めました。
交際開始からわずか半年余りとなる2010年6月25日に電撃入籍を発表。翌2011年3月24日には待望の第1子となる女児が誕生しました。大塚愛はメディアのインタビューで家族への深い愛を惜しみなく表現し、SUもまた良き夫・良き父親としてのイメージを確立。ヒップホップとポップス界のトップランナー同士によるスタイリッシュな夫婦像は、同世代の憧れの的となっていたのです。
しかし、その幸福な家庭の歯車は、SUの根深い奔放さによって水面下で静かに狂い始めていました。SUは結婚前から芸能界屈指のプレイボーイとして知られており、大塚愛との結婚前にも元歌手との交際が度々報じられるなど、その私生活は常に派手な女性遍歴と隣り合わせでした。家庭という枠組みに収まりきらない危うさを孕んだまま、夫婦生活は7年目を迎えることになります。