見栄えのするサインと単なる殴り書きの決定的な違いは、全体を貫く「デザインの一貫性」にあります。ゼロからサインの作り方のコツを掴むなら、まずは次の3つの基本原則を意識してください。
1点目は「統一されたスラント(文字の傾き)」です。すべての文字を右斜め15度〜20度程度に傾けるだけで、文字の並びに心地よいリズムとスピード感が宿ります。2点目は「主役となる文字の巨大化」。ファーストネームやファミリーネームの頭文字など、キーとなる1文字を全体の1.5〜2倍サイズで強調し、残りの文字を流れるように小さく配置することで視線を集めるフォーカルポイントが完成します。
3点目は「一本のストローク(下線や流線)による一体化」です。サインの末尾のハネを大きく伸ばして全体の下敷きにしたり、文字の間を一本の流れるようなストロークで結んだりすることで、バラバラだった文字群が一つの洗練されたロゴマークのように引き締まります。