芸能界に目を向けると、映画やドラマ、演劇界で唯一無二の存在感を発揮する富山県出身の俳優と女優が目立ちます。きらびやかなアイドル性だけでなく、徹底して磨き上げられた「職人肌の演技力」を持つ人物が多いのが特徴です。
その筆頭格である柴田理恵さんは、富山市(旧八尾町)の出身。劇団WAHAHA本舗の看板女優として舞台を牽引する傍ら、温かい人柄と鋭い観察眼でお茶の間の人気者となりました。テレビ特番でも度々取り上げられる柴田理恵の富山実家エピソードは有名で、八尾の風情ある生家での暮らしぶりや、小学校教諭だった厳格ながらユーモラスな母・エイ子さんとの思い出は、彼女の人間味あふれる芸風の源泉となっています。近年も富山に拠点を残しつつ、地元の伝統行事「おわら風の盆」の継承や地域PRに深く関わっています。
そして、同じく富山が誇る名女優・室井滋さんは滑川市の出身です。室井滋の出身校と評判を調査すると、県内屈指の進学校である富山県立魚津高等学校から早稲田大学へと進み、シネマ研究会を経て個性派女優としての地位を確立した知性派であることがわかります。ブルーリボン賞をはじめ数々の映画賞を受賞してきた卓越した演技力に加え、作家・エッセイストとしても数多くのベストセラーを世に送り出しています。滑川の豊かな海とホタルイカの神秘に育まれた豊かな感性は、地元住民からも「気取らない富山の誇り」として絶大な信頼を寄せられています。
さらに、『古畑任三郎』シリーズの今泉慎太郎役などで国民的人気を博した西村まさ彦さん(富山市出身)は、近年富山で中高生向け演劇塾を自ら立ち上げ、次世代の表現者育成に情熱を注いでいます。映画界で数々の主演女優賞を獲得し日本映画界を牽引する瀧内公美さん(高岡市出身)や、円熟味を増した美しさで視聴者を魅了し続ける風吹ジュンさん(八尾町生まれ)など、日本の映像文化を支える重要人物がこの地から続々と生まれています。