長年、お笑い芸能界におけるモノマネ芸といえば、有名タレントの歌真似や喋り方の模倣が王道とされてきた。しかし近年、身体性やシチュエーションの切り取り方を重視する新しい波が押し寄せている。
言葉に頼らず、一目見ただけで伝わるビジュアルの強さと、静から動へのギャップ。吉本興業の層の厚い芸人層の中でも、このアプローチは異彩を放つ。喋りで笑わせる漫才やコントとは異なり、言語の壁を軽々と飛び越えるサイレントな笑いは、SNS時代のショート動画フォーマットとも抜群の相性を見せた。お笑い芸能界の第一線で活躍する先輩芸人たちからも、「あの佇まいは真似できない」「シンプルだが究極」と高い評価が寄せられている。