日本の映像世界を牽引しているのは、間違いなく血統を超えた圧倒的な演技力を誇る俳優たちだ。単に親の面影を感じさせるだけでなく、血筋ゆえの天性のオーラと、地道に培った演技ロジックが見事に融合している。
仲野太賀や趣里、寛一郎といった面々は、いまや日本映画界に欠かせない重鎮的存在へと登りつめた。彼らに共通するのは、独特の「間」とスクリーンの空間を支配する存在感だ。親から受け継いだ遺伝子レベルの感性は否定できないものの、それを自分の血肉に変えるまでの泥臭い下積みが彼らにはある。
さらに、新田真剣佑や真栄田郷敦のように、アクションや身体能力、語学力を武器に世界へと打って出る若手も目立つ。父親譲りのダイナミックなアクションセンスに甘んじることなく、世界基準のトレーニングを積み重ねて掴み取った海外作品での成功は、日本の二世タレントの概念そのものを塗り替えた。