妖怪と人間との交流を全面禁止し、人間界への攻撃すら辞さなかったぬらりひょん。初登場時の彼は、主人公・ケータたちの前に立ちはだかる冷酷な支配者そのものだった。しかし、その過激な行動の深層にあったのは、妖怪界の崩壊を防ぎたいという一心である。
先代エンマ大王の病死という妖魔界最大の危機に直面した際、若きエンマ大王を守り、秩序を維持するため、彼は自ら悪名を背負う道を選んだ。過激な人間排除思想は、急激な環境変化から妖怪たちを保護するための苦肉の策だったのだ。表面的な悪役像の裏に隠されたこの真の目的こそが、多くの視聴者を惹きつけて止まない理由である。