ネット上や宝くじ専門誌では、ロト6出目表と数字傾向をもとに「最近出ていないコールドナンバーが狙い目」「連続して出現しているホットナンバーに乗るべき」といった分析が盛んに行われています。過去数十回分の抽せん結果を視覚化した出目表は一見すると説得力を持って映りますが、統計学的な現実は極めて冷徹です。
抽せん機「夢ロトくん」で使用されるボールは、毎回厳密に重量や寸法が計量され、過去の抽せん結果とは完全に独立した試行(独立試行)として実施されます。「前回出た数字が次回も出やすい」あるいは「しばらく出ていない数字がそろそろ出る」という推論は、認知心理学で言うところの「ギャンブラーの誤謬(Gambler's Fallacy)」や「クラスター錯覚」に過ぎません。
ただし、過去データを参照することに全く意味がないわけではありません。重要なのは「当たりやすい数字を探す」ことではなく、「他者と重複しにくい数字の組み合わせを選ぶ」という観点です。例えば「1・2・3・4・5・6」といった連続数字や、誕生日に由来しやすい「1〜31」の数字だけに偏った買い方は、仮に当選した場合に山分け人数が跳ね上がり、1人あたりの配当金が激減するリスクを孕んでいます。