資生堂やミルボンといった国内巨頭から、ロレアル パリなどのグローバルブランドまでがしのぎを削る現在のヘアケア市場。サロン現場で日々顧客の髪と対峙する表参道トップ美容師は、「売上データと実際の使い心地には微妙なギャップがある」と明かす。
例えば、空前の大ヒットを記録したナプラ N. ポリッシュオイル。天然由来成分のみで仕上げる重めのテクスチャーはスタイリング力の高さで圧倒的な支持を得ているが、デイリーな濡れ髪メイクには最適でも、極度のハイダメージ毛への補修効果となると別のアプローチが求められる。サロン現場でのリアルな比較評価では、単なる流行にとらわれない処方の緻密さが問われているのだ。