新千歳空港からのアクセスが向上し、アジア圏のみならず欧米豪からの旅行客が激増している札幌。グルメサイトの上位店には連日長蛇の列ができ、英語や中国語が飛び交う光景が当たり前となった。
こうした急激なグローバル化に対し、地元の生粋の肉好きたちは独自の動きを見せている。SNSや多言語ガイドブックには掲載されない、住宅街の片隅や雑居ビルの奥深くにひっそりと佇む「地元密着型」の名店へと足繁く通うようになったのだ。観光地価格とは一線を画す良心的な価格設定と、店主の温かい人柄を守り続けるこれらの店舗は、札幌の食文化の底深さを物語っている。