うさぎが突然暴れ出す最大の理由は、被食者としての本能的な恐怖心にある。野生下において「空中に持ち上げられる」状態は、鷹や狐などの天敵に捕獲された瞬間を意味するからだ。足が床から離れた瞬間に強いストレスを感じ、必死で逃れようと足掻くのは生物として当然の防衛反応といえる。
ここで特に警戒すべきなのが、強力な後脚のキック力だ。うさぎの骨格は非常に繊細で、体重に対する骨の重量比率はわずか7〜8%程度しかない。暴れて体を強くひねった際、自らの筋肉の力で背骨を損傷する脊椎骨折を起こす危険性がある。最悪の場合、下半身麻痺や命に関わる障害を残すため、甘い認識は禁物だ。