一連の追及の転機となったのが、第三者や合同調査によって取りまとめられた「東京福祉大学留学生実態調査報告書」である。この報告書には、入試選考の形骸化、出席管理の不備、さらには学籍保持のみを目的とした不適切な事務処理が白日の下に晒された。
当時、NHKニュースをはじめとする大手メディアが「所在不明者年間1,000人超」という驚愕の事実を速報。各種社会問題ニュースとして報道が過熱したことで、世論の批判は頂点に達した。報告書が明らかにしたのは、教育機関としての倫理観の欠如と、事業拡大を最優先した経営の猛威であった。