実際にSNS上で反響を呼んだ作品には、息をのむようなトラップが仕掛けられている。例えば、一見するとペットの捜索を願う心温まる文章。「愛犬を探しています」「いなくなったのは昨日の夜」「うしろの空き地で見かけた」「おおきな声で呼んでほしい」。一読すると普通の切実な訴えだ。
だが、その頭文字を縦に並べると「あ・い・う・お」――いや、よく読むと「あ・い・つ・が・く・る」となるように言葉が巧みに選択されている。探しているのはペットではなく、自分に迫り来る狂気そのものだったというオチだ。真相に気づいた瞬間、温かいテキストは一変して血の凍る遺書へと変貌する。
文字を追う手が止まり、画面を握る指先が冷たくなっていく感覚。これこそが、あいうえお作文を用いたテキストホラーが与える最高の戦慄だ。あなたが今読んでいるこの記事のどこかにも、もしかすると読んではいけない暗号が隠されているのかもしれない。 (出典: あいうえお 作文 ホラー(Yahoo!ニュース))
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