地域サッカーの未来を占う上で、ジュニアユース世代の動向は外せない。今期、県内の育成トレセン選考において、従来の大規模クラブ主体から、街クラブ出身の逸材が相次いで抜擢される異変が起きている。
現場の関係者が口をそろえるのは、個の打開力に特化した育成への旋回だ。「体格勝負の時代は終わった」。あるトレセンコーチはそう漏らした。パスの精度だけでなく、狭いエリアで判断を変えられる度胸。そうした鋭い感覚を持つ中学生たちが、秘密裏にリストアップされている。ネット上で噂される「隠れた逸材」の名は、すでに上位カテゴリーの指導者の手元にも届いているという。