焦るあまりやってしまいがちなNG行動の代表格が、未消毒のニッパーで強引に切断しようとすることや、安全ピンなどを刺して強引にこじ開けようとする行為だ。これらは皮膚組織への直接的な刺創や感染症を引き起こす最大の原因となる。
また、出血や出血に伴う滲出液が出ている状態で処置を続けるのも禁物だ。以下のような症状が見られた場合は自力での解決を断念し、速やかに皮膚科専門医の受診を検討すべきだ。
- キャッチ周辺の皮膚が激しく赤く腫れ上がり、脈打つような痛みがある
- 留め具の一部または全体が皮膚の中に潜り込んでいる
- 触れるだけで強い痛みがあり、自力での操作が不可能である
- 悪臭を伴う黄色い黄色ブドウ球菌感染特有の膿が出ている
美容医療・皮膚科のクリニックでは、局所麻酔を施した上で専用の医療器具を用い、皮膚を傷つけることなく数十秒で安全に摘出することが可能だ。医療機関を受診することは決して失敗ではなく、トラブルを最小限に抑える賢明な判断である。