PM2.5(微小粒子状物質)は、直径2.5マイクロメートル(髪の毛の太さの約30分の1)以下の超微小粒子です。この微細さゆえに、風に乗って洗濯物の繊維の隙間へ容易に入り込みます。表面を軽く叩いた程度では脱落せず、繊維にしっかり絡みついてしまう点が最大の脅威です。
有害な硫酸塩や硝酸塩、重金属、揮発性有機化合物などを含んだ衣類が直接肌に触れると、接触性皮膚炎や痒みといった皮膚トラブルを引き起こします。特に注意したいのがスギ花粉や黄砂との複合飛散です。PM2.5が花粉粒子に付着して破壊(アレルゲン破砕)を起こすと、花粉単体よりも強烈なアレルギー反応を誘発し、鼻炎や結膜炎、喘息発作を急激に悪化させます。
免疫系や呼吸器が未発達な乳幼児や小さな子どもがいる家庭では、さらに厳重な警戒が求められます。PM2.5が付着した衣服やタオル、寝具を通じて有害物質を日常的に吸い込んでしまうと、気管支炎やアトピー性皮膚炎の引き金になりかねません。