進路選びで後悔する最大の要因は、ネット上の断片的な情報による誤認や、学校選びの基本的な確認不足にあります。特に注意すべき2つの盲点を検証します。
第1の盲点は、専門学校における「認可校」と「無認可校(各種学校・スクール)」の混同です。専修学校として都道府県知事の認可を受けている正規の専門学校を卒業しなければ、どれほど高度な技術を学んでも専門士の称号は付与されず、大学編入資格も得られません。さらに、無認可校では日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が利用できない、通学定期券の学割が適用されないといった重大な不利益が生じます。学校案内を見る際は、必ず「都道府県知事認可」の表記を確認しなければなりません。
第2の盲点は、推薦入試の難易度や選考基準に対する誤解です。「短大や専門学校は定員割れしているから誰でも入れる」という言説がネット上で散見されますが、実態は異なります。短大の指定校推薦や総合型選抜では評定平均基準(3.0〜3.5以上など)や小論文・面接での論理的思考力が厳しく問われます。一方、専門学校のAO推薦入試は学力試験よりも「その分野への熱意と適性、早期の志願理由」を重視します。人気分野や有名校では定員に達し次第エントリーを締め切る早期募集が主流となっており、難易度というよりは「情報戦と出願スピード」が合否を左右します。