美しくまとまりのある姿を維持し、さらに株を増やして楽しむためには、生育期である5月〜7月のメンテナンスが極めて重要です。
モンステラ 支柱の立て方|モスポールで上へ登らせる
横広がりを防ぎ、葉を巨大化させるための最も効果的な手段が支柱仕立てです。従来のプラスチック支柱ではなく、水苔をメッシュ状の筒に詰めた「モスポール(水苔支柱)」やココナッツ支柱を活用するのが現代のスタンダードです。
植え替え時に鉢の奥側(茎の背面側)へ深く支柱を突き刺し、茎の節部分を麻紐や園芸用ビニールタイで固定します。水苔部分を霧吹きで湿らせておくことで、モンステラの気根が自発的に支柱内部へ潜り込み、自生地のように上へ上へと登りながら節間が詰まった力強い大葉を展開するようになります。
モンステラ 気根の処理|切るべきか埋めるべきか
茎の節から無数に伸びる茶色く太い「気根」は、見た目がグロテスクに感じられることもありますが、株の健康を支える重要な器官です。
- 用土や支柱へ誘導する:気根の先端を鉢土の中に差し戻すか、モスポールに巻き付けると、そこから細い根が発生して養水分の吸収力が倍増します。
- 不要な気根は切断する:通行の邪魔になる場合や美観を損ねる場合は、清潔なハサミで根元から切り落としても株本体が枯れることはありません。ただし、すべての気根を一度に切り落とすと吸水バランスが崩れるため、全体の半分程度に留めるのが安全です。
モンステラ 剪定 切り戻しと挿し木 増やし方
間延びして樹形が崩れた株は、思い切った「切り戻し剪定」でリセットできます。剪定した枝葉はそのまま廃棄せず、挿し木で容易に増やすことが可能です。
- 節(ノード)と気根を含めてカット:モンステラは葉柄だけを切り取って水に挿しても発根しません。必ず「成長点のある茎の節」と「気根が1本以上付いた状態」で茎をカットします。
- 水挿しで発根管理:切り口を半日ほど日陰で乾燥させた後、清潔な水を入れた花瓶に浸けます。メネデールなどの活力剤を微量加え、数日おきに水を交換すると、2〜3週間で気根の先端から白い新根が活発に伸びてきます。
- 鉢上げ(土への植え替え):根が5〜10cmほど分岐して伸びたら、水はけの良い小粒の赤玉土や観葉植物専用培養土に植え付け、日陰で1週間ほど養生させます。