ネット上の掲示板やSNSでは、時として過激な憶測が独り歩きします。特に「最終章」という強い言葉が使われた際、最も多く見受けられたのが「体調不安による電撃引退ではないか」「TM NETWORKの完全解散を意味しているのではないか」という懸念でした。
しかし、当時の特番インタビューや自著・手記、ファンクラブ向け会報で語られた生の言葉を辿ると、まったく異なる意図が見えてきます。本人が公の場で語っていたのは、「いつまでも同じ体力が続くわけではないからこそ、1本1本のライブにこれまでの人生のすべてを注ぎ込む」という、表現者としての誠実な覚悟でした。
過去の手術やリハビリを乗り越え、驚異的なプロ意識でステージ復帰を果たしてきた歴史があるからこそ、「最終章」という表現には安易な引き際ではなく、「悔いのない完全燃焼」という意味が込められています。ネット上の「突然の完全引退」という噂は、言葉の断片的な解釈が生んだ誤解であり、実際は最高純度のエンタテインメントを追求するための前向きなステップであることが実証されています。