ペットボトルのユニバーサルデザイン進化!開けやすさの秘密と最新事例

ペットボトルのユニバーサルデザイン進化!開けやすさの秘密と最新事例

ペットボトルのユニバーサルデザイン進化!開けやすさの秘密と最新事例の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

現在流通しているペットボトルを語る上で外せないのが、環境負荷低減とユーザビリティの統合です。ペットボトルの軽量化とつぶしやすい理由の背景には、高度な樹脂成形技術と構造力学の融合があります。

1990年代の500mlペットボトルは1本当たり約30g〜35gの重量がありましたが、最新の容器では10g〜13g台にまでシェイプアップされています。しかし、単に樹脂を薄くしただけでは、飲む際に容器がペコペコとへこんで中身が吹きこぼれたり、キャップを開ける際に握りつぶしてしまったりする問題が生じます。

そこで開発されたのが、薄肉でありながら縦方向の圧力に耐える「蛇腹状リブ構造」や「スパイラル多面体カット」です。開栓時や飲用時には適度な剛性を保ちつつ、飲み終わって廃棄する際には、対角線上に軽く力を加えるだけで綺麗にねじれて平らにつぶれる設計が確立されました。家庭ゴミの容積を減らし、回収時の運搬効率を高めるエコ性能と、力のない人でも容易に廃棄できる使いやすさが見事に調和しています。

さらに、近年急速に普及しているペットボトルのラベルレス最新動向も見逃せません。ケース販売を中心にスタートしたラベルレス商品は、EC通販だけでなく店頭販売用にも広がりを見せています。ボトル本体にレーザーや金型浮き出し(エンボス加工)でリサイクルマークや原材料情報を直接刻印することで、「ラベルを剥がす」という手指の作業負荷そのものを完全になくす究極のユニバーサルデザインとして支持を集めています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。