正月の風物詩である箱根駅伝において、伝統の「赤と青のストライプ」が刻んできた激闘の歴史は誰もが知るところだ。しかし、2026年現在の順天堂が目指す照準は、箱根の先にある世界大会、そして2028年ロサンゼルス五輪の表彰台へと明確にシフトしている。
長距離走におけるランニングエコノミーの徹底追究はもちろん、短距離、体操、水泳、球技に至るまで、各競技のスペシャリストたちが分野の垣根を越えてディスカッションを重ねる光景は日常茶飯事だ。「なぜ走るのか」「どう動けば人体は最も効率的に力を発揮するのか」。選手自身が研究者としての視点を持つことで、自律した強いアスリートが次々と育っている。