夕暮れ時、烏丸通を渡って御所西の住宅街へ足を踏み入れると、街の表情はさらに深みを増す。細い路地の奥から聞こえる夕飯の支度の音、近所の子どもたちの笑い声。寺院の瓦屋根越しに見える夕焼けが、古い板塀を赤く染め上げていく。
京都が世界都市であり続ける理由は、単に歴史的建造物が残っているからではない。そこに本物の暮らしがあり、人々が歴史を「日常の風景」として使いこなしているからだ。今出川の改札をくぐるたびに感じるあの心地よい安らぎは、この街が消費される観光地ではなく、誰かの大切な生活の舞台であり続けている証左なのだ。 (出典: 今出川 駅(Yahoo!ニュース))
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