空自F-4Ej改「魔改造」の真実!旧式ファントムが最強に化けた理由

空自F-4Ej改「魔改造」の真実!旧式ファントムが最強に化けた理由

空自F-4Ej改「魔改造」の真実!旧式ファントムが最強に化けた理由に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

半世紀にわたって列島を守り抜いたF-4EJ改にも、機体構造の絶対的寿命と、第5世代ステルス戦闘機F-35Aの導入本格化という時代の転換点が訪れます。

実戦部隊としての終焉の舞台となったのは、茨城県の百里基地でした。長年ファントムを運用し「カエルのマーク」で親しまれた第301飛行隊は、2026年11月、記念塗装を施したF-4EJ改による訓練を完了。同隊は三沢基地へ移動し、最新鋭ステルス戦闘機F-35Aの実戦配備飛行隊へと改編されました。百里基地に最後まで轟いていたJ79エンジンの激しい轟音と黒煙は、惜しまれつつも第一線を退くことになったのです。

そして、空自における最後のファントム運用部隊となったのが、岐阜基地に拠点を置く飛行開発実験団(飛開団)でした。航空自衛隊が導入した試作機・試験機が集うこの地には、1971年に米国から輸入された記念すべき空自ファントム初号機「17-8301(301号機)」が配備されていました。この初号機はF-4EJ改への改修を受けず、原型機の姿をほぼ留めたまま各種試験に従事していた特別な機体でした。

2026年3月17日、岐阜基地の澄み渡る空の下、301号機を含む3機のファントムがラストフライトを実施。全機が無事ランウェイに接地しタキシングを終えた瞬間、半世紀に及ぶ「日本のファントムの歴史」は名実ともに幕を下ろしました。

2026年現在の状況はどうなっているでしょうか。退役したF-4EJ改の多くは安全に解体・保管処理されましたが、歴史的価値を持つ機体は全国各地で静態保存されています。あいち航空ミュージアム、浜松広報館(エアーパーク)、百里基地や岐阜基地のゲートガードなどでその勇姿を間近に見ることができ、訪れる航空ファンや次世代の技術者たちに「昭和・平成を支えた魔改造の精神」を今も無言で語りかけています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。