日本人の誰もが口ずさめるサビのフレーズですが、ネット上やクイズ番組などで長年議論の対象となってきたのが「とんで」という単語の正確な回数です。
公式の歌詞カードおよび実際の歌唱音源を音響的に精査すると、その構造は極めて緻密に設計されていることが分かります。サビにおける基本構成は以下の通りです。
「とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで」(9回)
「まわって まわって まわって まわる」(3回+「まわる」1回)
このように、1回のサビ(1コーラス)の中で歌われる「とんで」は正確に9回配置されています。この9回という反復は、音楽理論的にも聴き手の耳に強い残像効果を残す絶妙な拍数で構成されています。
楽曲全体を通した合計カウントを見ていくと、その全貌がより鮮明になります。1番のサビで9回、2番のサビで9回歌われ、楽曲のクライマックスである大サビでは9回繰り返された後、エンディングのフェードアウト部にかけて追加で4回歌い上げられます。したがって、音源上で確認できる『夢想花』全体の「とんで」の総回数は合計31回(9+9+9+4)となります。
覚えやすいリズムと呪文のようなリフレインは、当時としては革新的なポップス構造であり、老若男女の記憶へ強制的に刷り込まれる強力なフックとなりました。