分析の精度をもう一段引き上げるのが「累積相対度数」という指標である。これは、一番下の階級から順に相対度数を足し上げていった累積値であり、特定の階級までに全体の上位(または下位)何%が含まれているかを一目で把握するための解法だ。
例えば、品質管理の現場において「製品の重量が基準以下である割合」を把握したい場合、各階級の度数を順に足し合わせた累積相対度数を見れば、閾値を超えた製品の全体比率が直ちに割り出せる。単一の階級のみを観察するのではなく、過半数(0.5)を超えたポイントや80%に達した境界線を特定することで、より立体的なデータ解釈が可能となる。