あけびは古くから漢方生薬「木通(もくつう)」の原料としても重用されてきた歴史があり、果肉だけでなく果皮にも現代人に嬉しい栄養素が豊富に凝縮されています。
白い果肉部分には、美肌作りや疲労回復を助けるビタミンCが柑橘類に匹敵するほど豊富に含まれており、ブドウ糖などの糖質が素早いエネルギー補給をサポートします。秋の変わり目に崩しやすい体調を整えるデザートとして最適です。
一方、紫色の果皮には、高血圧予防やむくみ解消に効果的なカリウムが豊富に含まれています。さらに、鮮やかな紫色の正体であるポリフェノールの一種「アントシアニン」は強力な抗酸化作用を持ち、目の疲労軽減やエイジングケアに効果を発揮します。皮を料理として食べる文化は、栄養学の観点からも理にかなった先人の知恵と言えます。