学費値上げ時代を乗り切るためには、「知らなかった」による申請漏れを防ぐことが何より重要となる。特に授業料減免や奨学金の多くは、自動的に適用されるものではなく、期日までに本人または保護者が自ら申請手続きを行わなければ権利を得られない。
実践的な救済策として、まず高校3年時の春から夏にかけて行われるJASSO奨学金の「予約採用」手続きを確実に済ませておくことが挙げられる。早期に権利を確保しておくことで、大学進学後の手続きがスムーズになり、入学初期にかかるまとまった費用への不安を軽減できる。
また、入学後にも大学独自の経済支援や緊急事態(保護者の倒産・病気など)に対応する家計急変減免制度が用意されている。大学ごとの減免要件や募集要項を念入りに確認し、該当する可能性がある支援制度には漏れなくエントリーする姿勢が、家計を守る防波堤となる。