熊本学園大学の姿勢を語るうえで外せないのが、地域社会との精神的な結びつきだ。2016年の熊本地震において、同校はキャンパスを避難所として開放し、障がい者や高齢者など配慮が必要な避難者を積極的に受け入れた歴史を持つ。この経験は教育の現場にも深く刻み込まれている。
現在でも、防災・減災に関する研究やボランティア活動は学生たちの自主的な取り組みとして脈々と受け継がれている。地域コミュニティの高齢化や防災計画のアップデートといった現代的な課題に対し、学生たちが住民と膝を突き合わせて解決策を探る姿は、地域における「大学の存在意義」を雄弁に物語っている。