ネット上で度々「不仲説」が囁かれた最大の要因は、「2000年代以降、2重冠番組やレギュラーでの直接共演がほとんど見られなかったこと」に尽きます。しかし、これは業界構造と2人のタレントパワーを分析すれば明白な理由が存在します。
テレビ制作関係者の証言によると、「タモリさんも所さんも、それぞれが単独でゴールデン・プライム帯の看板番組を何本も成立させる圧倒的なMC。2人を同一のレギュラー番組にキャスティングすることは、制作予算の観点からも、演出上の役割分担の観点からも極めて困難であり、特番の目玉として温存されるのが通例だった」とされています。
また、2人の真の人柄と関係性を裏付ける決定的な一次証言があります。お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが都内の映画イベントで語ったエピソードです。
カズレーザーは、芸能界で実際に会って最も驚いた人物として「タモリさんと所ジョージさん」の2人の名を挙げました。その理由について、「テレビで見た、あのまんま。裏でも雰囲気が全く変わらない。楽屋裏だからといって不機嫌になったり威圧的になったりすることが一切なく、本当にあの脱力した温かい空気のまま接してくれる」と述懐しています。
カメラの前だけで親しげに振る舞い、裏では目も合わせないような関係であれば、共演の少なさは「確執」と疑われるかもしれません。しかし、2人は裏表が完全にゼロであり、いつどこで顔を合わせても「あのまんま」の温度で会話ができる。だからこそ、無理なビジネス共演を重ねる必要がなかったのです。