細木数子氏の鑑定スタイルやテレビ番組での歯に衣着せぬ発言は、当時の視聴者に「情に厚い肝っ玉母さん」という印象を植え付ける一方で、家庭観や結婚論に対して厳しい批判が寄せられることも少なくありませんでした。
当時の放送を見た視聴者や占術ファンの間では、ネット掲示板や知恵袋などで次のような声が交わされていました。
- 「番組では『女の幸せは夫を立てて家庭を守ること』と説いていたのに、本人はスピード離婚して生涯独身を通していたことに驚いた」
- 「安岡正篤氏との一件をリアルタイムで見ていた世代からすると、占いの実力以上に政治力と成り上がりへの執念が凄まじい女性だった」
- 「姪のかおりさんを後継者として育て上げ、孫たちに囲まれて晩年を穏やかに過ごした姿を見て、血の繋がりを超えた独自の家族を作ったのだと感じた」
細木氏の生前の発言を振り返ると、「伝統的な家制度や先祖供養の大切さ」を説く一方で、自身の私生活においては旧来の家父長制的な枠組みを徹底的に破壊し、自らが「家長」として君臨する道を選んでいました。この言動と行動のギャップこそが、大衆を引きつけるカリスマ性の源泉でもあったと言えます。