グリードアイランド編の序盤から中盤にかけ、プレイヤー間で囁かれていた「爆弾魔(ボマー)」の噂。その正体は、ゲームクリアを目指す攻略集団「ハタリ組」で温和なベテランプレイヤーとして振る舞っていたゲンスルーでした。
ゲンスルーは単独犯ではなく、同じくハタリ組に潜入していたサブ、そして別動隊として外部で暗躍していたバラの3人による共謀体制を築いていました。彼らは5年もの歳月をかけてハタリ組の信頼を勝ち取り、90種近くの指定ポケットカードが集まった決定的な瞬間に本性を現し、集団全体を人質に取るという周到かつ冷酷な計画を実行に移したのです。
仲間だと思い込んでいた味方が実は最悪の殺人鬼であったという急展開は、当時の読者に凄まじい衝撃を与えました。彼らは最初から正規のゲーム攻略を行う気など毛頭なく、他者が血と汗を流して集めたカードを「脅迫と虐殺によって一括独占する」ことのみを目的に動いていました。