ネット上の一部では、「富山第一は縦に速いロングボール主体の堅守速攻チーム」という固定観念が未だに語られることがあります。全国制覇時の決勝ゴールがロングスローやカウンターの起点から生まれた印象が強烈だったためですが、これは戦術的な実態を正確に捉えていません。
実際のトミイチは、ピッチを広く使ったポジショナルなパスワークと、相手のプレッシングを無力化するボール保持を極めて重視しています。相手が引いて守ればショートパスを丁寧に繋いでバイタルエリアを攻略し、前がかりにプレッシャーをかけてくれば一発で背後を突く。つまり、特定のプレースタイルに固執するのではなく、「相手の出方と天候・ピッチ条件に応じて戦い方を柔軟に変えられるインテリジェンス」こそが、全国で勝ち上がる最大の強みです。
また、「推薦組でなければ指導陣に見てもらえない」という噂も明確な誤解です。指導スタッフは各カテゴリーのリーグ戦や紅白戦を細かく視察しており、Bチームで結果を出した選手が週明けのトップチーム練習に即座に引き上げられる実力主義が徹底されています。実力と向上心さえあれば、出身チームの知名度や推薦の有無による差別は一切存在しないことが、現場の取材からも裏付けられています。