なぜこの大記録が現実にはあり得ないのか。その根拠は、遊技機の構造と営業時間という「物理的制約」を冷静にシミュレーションすれば明白になります。
『鬼がかりver』の右打ち中「白鯨攻略戦」および「鬼RUSH」は、演出時間を含めると鬼がかりver 出玉時速にして実質20,000〜25,000発程度が理論上の上限値とされています。日本のパチンコホールの一般的な最長営業時間は、午前9時開店・午後23時閉店の14時間営業(愛知県など一部地域)です。
仮に14時間フルに営業し、朝イチの1回転目で大当りを引き当て、閉店まで1秒の中断もなくラッシュが継続し続けた場合の理論値は以下の通りです。
時速20,000発 × 14時間 = 280,000発
一見すると「21万発なら10〜11時間の連チャンで届くのではないか」と思われがちです。しかし、これには致命的な盲点が存在します。
実戦において、演出の当否判定やラウンド間のインターバル、保留の減算、さらには玉詰まりによる小休止や補給待ちが一切発生しないことなど物理的にあり得ません。ましてや、転落確率(約1/99)を数百回にわたって一度も引かずに回避し続ける確率は、天文学的な数字となります。数学的・工学的な観点から検証しても、営業中に人間がハンドルを握って達成できる現実的な限界を完全に逸脱しています。