キャリア最大の転換点となったのが、自身がリーダーを務めたユニットMASQUERADE(マスカレード)の結成と、その破滅的な終焉です。2020年秋、メキシコ修行から凱旋帰国したシュン・スカイウォーカーは、団体の頂点であるオープン・ザ・ドリームゲート王座を初挑戦で奪取。箕浦康太やジェイソン・リー、ドラゴン・ダイヤらを率いて新世代の象徴となるべくMASQUERADEを立ち上げました。
しかし、王座陥落後から彼の内面に潜む危うい精神性が露悪的な形でリング上に噴出し始めます。ヒール転向の決定的な理由は、単なる「悪への憧れ」ではなく、「歪んだ自己愛と過剰な正義感の暴走」にありました。当時の記者会見やリング上での言動を振り返ると、彼は敗戦の責任をチームメイトに押し付けつつ、「私はお前たちを愛している」「お前たちのために導いている」という独善的なロジックで仲間を精神的に追い詰めていきました。
パートナーであるドラゴン・ダイヤをマスク剥ぎマッチに巻き込んで失意の底に突き落とし、ユニット内を疑心暗鬼に陥れた末、2022年初頭に電撃的にMASQUERADEを裏切り。極悪非道ユニットZ-Bratsへと合流を果たしました。観客や対戦相手のみならず、味方すらも精神的に解体していく姿から、ファンやプロレス専門メディアは彼を「本物のサイコパス」と評するようになったのです。