アーサー・ボイルの戦闘能力は、第3世代能力者の中でも極めて特異です。刀身のない柄からプラズマを噴出させて光剣を形成する能力ですが、その出力は物理的な熱力学の法則ではなく、本人の「妄想力(思い込み)」に100%依存しています。
自分が「騎士」であると確信できるシチュエーションが整うほど、プラズマの温度・切断力・反応速度が跳ね上がる性質を持ちます。逆に、少しでも自身を「現代の消防官」と認識したり、現実的な矛盾に直面したりすると、プラズマの刃はライターの火程度にまで弱体化してしまいます。作中におけるアーサーの能力進化と戦闘力の推移を整理したデータが以下の通りです。
終盤における能力の飛躍は、単なる精神論ではありませんでした。伝導者側の策略により「人々の想像力が具現化する世界」へと変貌していたため、アーサーの「妄想を現実に塗り替える力」は世界法則そのものと完全に合致したのです。自らを人類最後の勇者と信じ切ったアーサーは、事実上、世界を滅亡から救い出す最大のピースとなりました。