1970年代、故・小松政夫との黄金タッグで放たれたバラエティ番組は今も語り草だ。「デンセンマン」や「ベンジャミン伊東」といった伝説的キャラクターを生み出し、社会現象を巻き起こした。過激でコミカルなコメディドラマやバラエティで見せた底抜けの明るさは、時代を超えて語り継がれている。
一転して、俳優としての凄みを世界に見せつけたのが1983年のNHK連続テレビ小説『おしん』だ。主人公おしんの父親・作造役を熱演。貧困に喘ぎながらも家族を想う不器用で頑固な父親をリアルに演じ切り、日本中を涙させた。お笑いタレントの域を完全に脱し、本格派名優としての地位を確固たるものにした金字塔である。