ネット上の口コミやSNS、知恵袋などのコミュニティでは、アドブルーの取り扱いに関してリアルなトラブルや失敗談が日々投稿されています。
現場の整備士やヘビーユーザーの手記・証言から浮かび上がる最も多いトラブルは、「補充時の吹きこぼしによる白化・サビ」と「給油口の誤認」です。
「通販で買った20Lの重い箱を持ち上げて給入口に注ごうとしたら、ノズルが外れてボディやトランク内に大量にぶちまけてしまった」という声は後を絶ちません。アドブルー自体は無害な液体ですが、水分が蒸発すると塩のような白い尿素の結晶がビッシリと固着します。さらに金属部分に付着したまま放置すると腐食やサビを急速に進行させる性質があるため、車体やエンジンルームに付着した際は、すぐに大量の水で洗い流す必要があります。
また、セルフスタンドで最も恐ろしいのが、「燃料タンク(軽油)の中に誤ってアドブルーを入れてしまう」、あるいはその逆の誤給油です。もし軽油タンクに尿素水が混入すると、高圧燃料ポンプやインジェクターが即座に全滅し、修理費用が50万〜100万円規模に跳ね上がるという致命的な大惨事になります。給油口のキャップ色(軽油は緑、アドブルーは青)を必ず指差し確認する習慣が欠かせません。