もう一つの代表作が『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の西條クロディーヌだ。フランス人の父と日本人の母を持つ誇り高き舞台少女。天堂真矢という巨大な壁に挑み続ける彼女のプライドと悔しさは、相羽の熱を帯びた芝居によって生々しい質感を得た。
本作の真骨頂は、声優本人が実際にミュージカル舞台に立って激しい殺陣と歌唱を繰り広げる二層構造にある。幼少期からの演劇経験とプロレス時代に培った強靭な体躯、そしてフランス語混じりの難解な台詞回しをこなすリズム感。舞台上で汗を散らしながら叫ぶ姿は、クロディーヌそのものだった。