華やかな芸能界に身を置きながらも、二瓶さんの私生活は極めて誠実で穏やかなものでした。長年連れ添った妻(夫人)を中心とするご家族を何よりも大切にし、仕事から離れれば家庭的で温厚な父親・夫として知られていました。
晩年になっても特撮イベントやトークショーへのオファーがあれば積極的に登壇し、集まったファン一人ひとりに優しい眼差しでサインや握手を交わしていました。「イデ隊員として過ごした時間は僕の誇りであり、ファンのみんなが今もこうして覚えていてくれることが何よりの活力」と語っていた二瓶さん。その飾らない温かさは、多くの関係者や後輩俳優からも深く慕われていました。
家庭人としての深い愛情と、ファンを裏切らないプロフェッショナルとしての誇り。その両輪があったからこそ、二瓶正也という役者は最期まで多くの人々に愛され続けたと言えます。