ネットの検索窓に「ともさかりえ 離婚」と入力すると、時に心ない憶測や偏見に基づいた言説がヒットすることがあります。その代表例が「感情の起伏が激しく男運がない」「相手に過度な理想を求めすぎる」という安易なラベリングです。しかし、実情を深く知る芸能関係者の見立てはまったく異なります。
彼女を知る舞台関係者は、「彼女ほど地に足の着いた生活感覚を持っている女優は珍しい」と口を揃えます。10代前半で国民的ドラマに出演し、凄まじいプレッシャーの中で摂食障害に苦しんだ過去を自著で公表している彼女は、人一倍「心身の健康」と「平穏な生活」の尊さを理解しています。息子の弁当を作り続け、日々の食卓を丁寧に整えるブログの投稿は、長年多くの読者の共感を呼んできました。
元夫たちに対する世間の見方も、一面的に偏りがちです。河原雅彦もスネオヘアーも、それぞれの業界で極めて純度の高い表現を追求する一流のアーティストです。感性が鋭敏であるがゆえに、家庭という日常のルーティンを維持することに対して特有の難しさを抱えていた側面は否定できません。つまり、どちらかが一方的に悪者だったのではなく、「非日常の表現者」と「子どもの命を預かる母親」という役割の衝突が、婚姻関係の継続を難しくしたというのが取材から浮かび上がる真相です。