ネット上やSNSで「一度食べると無性に身体が欲する」「佐伯エリアのラーショで屈指の完成度」と噂される理由の核心は、看板メニューである「ネギラーメン」に集約されます。
椿系の真骨頂とも言えるこの一杯は、注文が入るごとにボウルで丁寧に調合されます。細切りにされた新鮮な白ネギに、細切れのチャーシュー、そして「クマノタレ」と呼ばれる独自の旨味調味料と上質なごま油を素早く手もみで和えることで、独特の風味とシャキシャキとした食感が極限まで引き出されます。
ベースとなるスープは、豚骨をじっくりと炊き出しつつも過度な重さを感じさせないライト豚骨醤油。そこに背脂のコクが加わり、ネギの辛味とごま油の香ばしさがスープの熱で徐々に溶け出していくことで、食べ進めるごとに味の重層感が増す仕掛けになっています。
佐伯市といえば「佐伯ラーメン」に代表される濃厚豚骨・中太柔らか麺・ニンニク胡椒の効いたご当地ラーメンが有名ですが、木立店のラーショ椿は「正統派ラーショの文法」をしっかりと守りつつ、九州の舌にも馴染む豊かな旨味を打ち出している点が、地元ファンの心を掴んで離さない理由です。