SNSやQ&Aサイトで頻繁に見かけるのが、「リンスコンディショナー両方使うと髪がサラサラになるのか」という疑問だ。結論から言えば、この2つを同時に重ねて使う美容上のメリットはほぼ皆無であり、むしろデメリットが大きい。
リンスとコンディショナーはどちらもカチオン界面活性剤や油分をベースにした「表面被膜形成」を目的としている。これらを重ね付けすると、毛髪上に過剰な油分やコーティング剤が蓄積する「ビルドアップ現象」を引き起こす。結果として以下のようなトラブルの原因となる。
- 髪が重くベタつき、乾きにくくなる
- ドライヤーの熱が逃げにくくなり、熱ダメージが加速する
- 頭皮に付着して毛穴詰まりやフケ・かゆみを誘発する
- サロンでのカラー染毛やパーマのかかりが悪くなる
表面ケアとしては、リンスかコンディショナーのいずれか一方を選べば十分である。
ただし、「トリートメントとコンディショナー」の組み合わせに関しては話が別だ。内部補修と外部保護で役割が重複しないため、ハイダメージ毛に対して併用することは毛髪科学的にも理にかなっている。