「神奈川県の水がめはどこか」という問いに対し、地理的な正解は丹沢山地および道志山塊に源を発する「相模川水系」と「酒匂川水系(さかわがわすいけい)」の2つの水系に集約されます。
東京都の水道水の約8割が利根川・荒川水系に依存しているのに対し、神奈川県企業庁や横浜市・川崎市・横須賀市の各水道事業体が利用する水道水源は、その大部分を県域および隣接する山梨県内の水源林から採取しています。この自己水源比率の高さこそが、神奈川県の水インフラにおける最大の強みです。
相模川本流および支流中津川には「宮ヶ瀬ダム」「相模ダム」「城山ダム」が配置され、県央・湘南・横浜方面へ送水されています。一方、県西部の酒匂川水系には「三保ダム(丹沢湖)」が控え、小田原や西湘地域のみならず、導水管を通じて三浦半島方面まで命の水を届けています。