恋愛や性愛の現場において、タチとネコの間には明確な中間層が存在します。それが「リバ(リバーシブルの略)」です。相手のタイプやその日の気分、関係性の深まりによってタチにもネコにもなれる柔軟なポジションを指し、海外では「Versatile(ヴァーサタイル)」と呼ばれます。さらに現在では、「タチ寄りリバ」「ネコ寄りリバ」といったグラデーションでの自己定義も一般化しました。
コミュニティ内部における実際の比率はどのようになっているのでしょうか。都内のクィアコミュニティ調査機関がまとめた2025年〜2026年の利用実態データ、および主要マッチングプラットフォームにおける匿名プロファイル(サンプル数:12,480名)を分析した結果、従来の「タチとネコが半々」という俗説を覆す実態が判明しました。
データが明滅するように、タチネコリバの違いを厳密な壁として捉える人は激減しています。とくに20代から30代前半の層では、相手との親密性や関係性の成熟度に応じてベッド上での振る舞いをスイッチさせる「流動的アプローチ」が標準となりつつあります。タチとネコの役割分担を固定化するのではなく、状況に応じてシェアする関係性を志向する傾向が読み取れます。