圧倒的な低速トルクと優れた燃費性能を両立するクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」を搭載した車両では、オイル管理のメカニズムがガソリン車とは根本的に異なる。ディーゼルエンジンは排気ガス中のススを捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を備えており、フィルターに溜まったススを焼き払うための「DPF再生」を走行中に自動で行う。
この再生プロセスでは未燃焼の軽油が気筒内に噴射されるため、燃料の一部がシリンダー壁面をつたってエンジンオイルに微量ずつ混入する「オイル希釈」が避けられない。マツダはこれに対応するため、高度なエンジンオイルモニタリングシステムを構築した。走行距離や走行環境、希釈度合いを高度なアルゴリズムで推計し、適切な交換時期をドライバーに知らせる仕組みだ。だからこそ、オイルを新油に交換した際にはオイルデータリセットを実施し、モニタリングシステムの数値を初期化しなければならない。