Q1:人工膀胱(オストメイト)になると寿命や運動能力に影響はありますか?
A1:人工膀胱の造設そのものが寿命を縮めることは一切ありません。原発巣である膀胱がんを根治できれば、健常者と変わらない平均寿命を全うできます。また、激しい接触プレーを伴う格闘技などを除き、ウォーキング、ゴルフ、水泳、筋力トレーニングなど、ほとんどのスポーツを従来通り楽しむことが可能です。
Q2:小倉智昭さんはなぜ代用膀胱ではなく人工膀胱(尿路ストーマ)を選んだのですか?
A2:代用膀胱(新膀胱)は自力排尿を目指せるメリットがある一方、手術時間が極めて長く、腸閉塞のリスクや術後の過酷な排尿訓練、夜間の尿失禁リスクを伴います。小倉氏は当時の年齢、体格、がんの進行状況、そして早期の仕事復帰を総合的に主治医と熟慮した結果、術後のトラブルが比較的少なく確実な排尿管理ができる回腸導管(人工膀胱)を選択したと明かしています。
Q3:オストメイトマークのあるトイレは一般の人が入っても問題ないですか?
A3:オストメイト設備が備わった多機能トイレは、誰でも利用できるバリアフリートイレですが、オストメイトや車椅子利用者にとっては「そこしか使えない命綱の設備」です。一般の個室が空いている場合はそちらを優先し、長時間の占有を避けるなど、当事者がいつでも迅速に利用できるよう配慮することが社会的なマナーとして求められています。